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小学生の効率のよい勉強法

娘が塾なしの自宅学習で中学受験することになり、勉強をサポートしていて気付きました。

娘は勉強の要領が悪すぎると…!

真面目で長時間勉強しているのに成績がいまいちな子に多い勉強法

娘はこれに全部当てはまっていました。
  • カラフルなペンを使って綺麗なノートを作ることに熱中する。(書くことに夢中で内容は頭に入っていない。)
  • 同じ漢字を何十回も書いて練習する。(手だけ動かして頭に入っていない)
  • テキストやテストは1回やって終了。間違えた問題をやり直すのを嫌がる。
  • テストの直前になって慌てて試験範囲を勉強する。
  • 集中せずにダラダラと勉強する。

こんなやり方ではいくら勉強しても学力が上がるわけがありませんよね…。

3年生までの家庭学習では、娘が宿題やドリルをやるだけで満足して、親がきちんと「勉強のやり方」を教えていませんでした…!

娘は頑固で、一度自分で決めたやり方はなかなか変えられない子です。

「小学校の先生に漢字はノートに1ページ分書いて覚えなさいと言われた。先生に言われた通りにせず別のやり方をするなんておかしい!」と。

漢字が苦手な娘は、先生に言われた通りのやり方ではものすごく時間をかけて勉強しても頭に入りません。(小学校の総まとめ漢字テストでは毎回60点くらいしか点を取れませんでした。)

それなのに、娘は頑なに勉強のやり方を変えてくれず困っていました…。
(沢山文字を書く方法で覚えられる子もいますが、娘は文字を書くことに必死になって頭に入らないタイプです。)

いくら説得しても納得してくれないので、4年生からは「小学生向けの勉強法」の本を親子で読んで勉強のやり方を変えました。

小学生におすすめの効率がいい勉強法の本2選

勉強脳のつくり方

小学生向けの脳科学と勉強法の本です。漫画とイラストで脳と記憶のしくみ、記憶に残る最強の勉強法が子供にも分かりやすく楽しく書かれています。著者は東京大学薬学部教授で脳研究者の池谷裕二先生。


ふりがながついているので、小学校中学年くらいから読めると思います。

1. 人間の脳は繰り返し覚えないと忘れるようにできている。
(どんなに優秀な人でも、一度勉強しただけはできるようにはならない。)


2. 覚えたことが忘れにくくなる復習のタイミングがある。
(1日、3日、7日、45日、60日とだんだん日にちをあけて記憶するのがポイント)

3.ただ覚えるのではなく、「繰り返しテスト」をすることで記憶が定着する。


娘は生真面目な性格で間違えることが苦手です。ほんの少しでも間違えるだけで、イライラして勉強のやる気がなくなってしまいます。

でも人間の脳のしくみを知って完璧主義すぎる傾向も治まってきました。「勉強したことを忘れるのは自分だけじゃない。人間の脳は忘れるようにできているんだ!」と気付いたみたいです。

根気よく繰り返し復習する勉強習慣もついてきました。娘がこの本と出会えて本当に良かったです。

小学生の子の成績に最短で直結する勉強法

こちらは、「勉強脳のつくり方」と似た内容ですが、小学生の子供がいる親向けの本です。様々な学習に関する研究結果から導き出された勉強法なので説得力があります。著者は、中学受験専門塾伸学会代表の菊池洋匡さん。

 

この本では、「一番の勉強法は説き直し」であると書かれています。

「効果的な解き治しのタイミングと方法」「子供が解き治しをしたいと思う働きかけ」「効く反復学習とダメな反復学習」などの具体的な勉強方法が参考になりました。

私はとくに「ブロック学習」よりも「ランダム学習」の方が効果的という実験結果に驚きました。

一つの単元を続けて学ぶ「ブロック学習」よりも、バラバラに学ぶ「ランダム学習」の方が定着しやすく、出題範囲が広い模試になるととたんに問題が解けなくなる子は、「ブロック学習」により問題を見破る力の低下が起きているのだそうです。

私は「ブロック学習」の方が理解しやすいと思い込んでいたので盲点でした。

この本は漫画やイラストが入っていて文章も読みやすいです。小学校高学年~中学生の間に娘にも読んでもらおうと思います。


私は学生時代に何も考えずに娘と同じように非効率な勉強をしていたので、もっと若い頃にこの本に書かれたことを知りたかったな…と思っています。

小学生にぴったりの東大式勉強法が役立っています。

本嫌いな子でも読める面白い本。読書が苦手な子を読書好きに変えた本を紹介しています。

漢字が苦手な娘に合わせて、漢字の勉強法を変えました。

全国統一小学生テストの偏差値目安と模試のレベル、実際の中受偏差値との差についてまとめました。