予習シリーズ 漢字とことばと中学受験新演習 漢字日記を比較|漢字が苦手な子に合う教材は?
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娘は、4年生までは中学受験新演習、5年生からは予習シリーズで中学受験の勉強をしています。中学受験新演習と予習シリーズの漢字テキストはどちらが使いやすいか比較してみました。
予習シリーズ 漢字とことば
- 1週間6ページ。一日1ページ (一日5~10分目安)
- 一日に勉強する文字は2文字。5日間で10文字覚える。
- 6日目は予習シリーズに合わせた言語事項の練習問題(文法、言葉の問題など)
- 5週に1回はその前の4回分を復習する回。
漢字ごとに学ぶ言語要素
- 書き順・部首・総画・漢字のなりたち
- 漢字の書き方の注意点
- 漢字の用例と熟語
- 練習問題
漢字とことばの良い点
- 漢字が持つ意味が書かれている。
- 全ての熟語に意味が書かれている(分からない言葉を辞書で調べなくて済む)
- 辞書がわりに使える付録の内容が充実している(部首・同音異義語・同訓異義語・ことわざ・故事成語・付表・和語・漢語・外来語)
- 漢字の書き方の注意点(トメ・ハネ・ハラウ)などが書かれている。
漢字とことばの惜しい点
- 文字を書くスペースが狭く、直接書き込めるスペースが少ない
- 練習問題のすぐ上に答えがあるので、答えが目に入ってしまう。
- 解答が別冊ではないため、答え合わせがしにくい。
中学受験新演習 漢字日記
- 1週間6ページ。一日1ページ。
- 1日目~4日目まで漢字練習(4ページ)5日~6日は言語事項の練習問題(文法、言葉の問題など)(2ページ)
- 1日目に覚える文字は4文字。2日目に前日覚えた熟語の演習をする。(3日目・4日目も同じ)
- 6日間で漢字を8文字覚える。
- 5週に1回はその前の4回分を復習する回。
漢字ごとに学ぶ言語要素
- 書き順・部首・総画・漢字のなりたち
- 漢字の用例と熟語
- 漢字の書き方の注意点
- 熟語の読みがな問題
- 練習問題
漢字日記の良い点
- 文字が大きめで読みやすい。
- 文字を書くスペースが広く、直接書き込める。
- 熟語の練習が別ページに別れている。前ページで学んだ熟語の問題がランダムに掲載されている。
- 漢字の書き方の注意点(トメ・ハネ・ハラウ)などが書かれている。
漢字日記の惜しい点
- 熟語の意味が書かれているのは、分かりにくい言葉のみ。うちの子のように語彙力がない子の場合は辞書で調べる(または親が教える)時間がかかる。
漢字が苦手な子には、漢字とことばと漢字日記のどちらがいい?
どちらのテキストも、中学受験に必要な漢字が学べる優れたテキストです。でもうちの子には「漢字とことば」の方が合っていました。漢字とことばは、「漢字が持つ意味」と、「熟語の意味」が全て書かれているのがすごくいいです!漢字の持つ意味をきちんと理解できていれば、知らない言葉も漢字の組み合わせで意味を推測できます。
例えば、「総務」という言葉の場合。
総の意味→務の意味→
- 一つにまとめる
- 全ての、全体の
- 全体を治める。
- 仕事、つとめ。しなくてはならないこと
「総務」の本来の意味
→役所や会社で事務の全体をとりまとめる役目。
用例は四谷大塚 漢字とことばより引用
子供は社会経験がないので職種を理解しにくいと思いますが、「総務」を知らなくても「漢字の持つ意味」が分かれば「総務=全体をまとめる仕事」と何となく推測できます。
うちの子は語彙力がなく、漢字は書けても熟語をなかなか覚えられません。「漢字とことば」を使って、「漢字が持つ意味」をきちんと理解していけば語彙力が上がるのではと期待しています。
「漢字日記」は、文字が大きめで読みやすく直接書き込めるので、ノートを使うのが苦手な子に向いていると思います。
本音を言えば、「漢字とことば」と「漢字日記」をミックスしたような漢字問題集があれば理想的です。でも、あったとしても分厚くなりすぎて使いにくいのかもしれませんね。
※上記は改定前の情報です。新4年の「漢字とことば」は改訂し紙面の構成が大きく変わりました。改訂版の見本を確認したところ、週に1回漢字の確認問題が入っていました。改定前の「漢字とことば」よりも使いやすくなっていそうですね。
中学受験歴史・漢字はどこまで覚える必要がある?漢字が苦手な子の勉強法
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