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中学受験個別指導塾の体験談

娘は小学3年生の2月から集団塾なし、週1回の個別と通信教育で中学受験にチャレンジしています。

今回は中学受験で個別を使った体験談と個別のメリット、デメリット、個別に入る前に確認した方が良いポイントをまとめました。
※個別によるので、下記の内容が当てはまらない場合もあります。

中学受験 個別のメリット

  • 時間の自由がきく。都合の悪い日は振り替えができる。
  • 子供と相性がいい講師と出会えれば学力アップが期待できる。
  • 集団塾の進度についていけない子、競争が苦手な子や内気な子に向いている。
  • 分からない問題を講師に質問しやすい。
  • 子供の理解に合わせた勉強ができる。(苦手な単元は時間をかけてじっくりなど)
  • 講師が合わない場合は変更をお願いしやすい。
  • 塾内で研修があるので、未経験の学生家庭教師よりは安心感がある。
  • 家庭教師と違って講師を自宅に呼ばずにすむ。
  • 自習室を活用できる。

中学受験 個別のデメリット

  • ライバルがいないので勉強のモチベーションを保ちにくい。
  • 受験生の中での立ち位置が分かりにくい。
  • テストを受ける機会が少ないためスピード感がつきにくい。
  • 子供の理解度に合わせて進むので、進度が大きく遅れることがある。
  • 中学受験専門ではない個別では、中学受験のノウハウが少ない場合もある。
  • 集団塾よりも割高になる。


以下は娘が通っているフランチャイズ系の個別(大学生の先生一人・生徒3人)で感じたデメリットです。

  • 学習計画が無い。
  • 講師が大学生中心なので質にばらつきがある。
  • 通塾生にくらべて宿題や演習量が少ないため知識が定着しにくい。
  • 自己主張できる子に時間をとられて放置されることがある。
  • 講師が回ってくる時間が短く自習中心。ほとんど先に進めないことがある。
  • 個別から言われるままにコマを取ると月謝が高額になることがある。

個別指導に通う前に確認した方がいいこと

個別塾を選ぶ際に確認しておいた方がいいことをまとめました。

料金・時間・施設・サービス

  • 家からのアクセス、近隣の環境、教室に清潔感があるか、教室内が騒がしくないか。
  • 料金、振替が可能か、自習室の有無。
  • 1コマの時間(個別によって1コマの時間が異なります。60分、80分、90分など)
  • 体験授業の有無(必ず体験授業を受けて子供との相性を見た方がよいです)


細かい話ですが、テキストの解答を塾が預かる方針かどうかも確認することをおすすめします。解答の丸写し防止のため子供にテキストの解答を渡さない方針の個別もあります。

解答がないと自宅で予習・復習ができないので、自己管理できる子なら(または、親が解答を管理できるなら)頼んでも解答を渡してくれない個別は避けた方がいいと思います。

中学受験のカリキュラム

  • 中学受験の学習カリキュラム・指導方針。
  • 子供に合わせた学習計画はあるか。(学習計画のひな形があれば見せてもう)
  • テキストは何を使っているか。持ち込みはできるか。
  • 提携しているテスト、大手塾の公開模試は何を使っているか。

講師

  • 講師はプロか学生か。
  • 講師を固定にできるか。合わないときは変えられるか。
  • 中学受験を指導できる講師、中学受験の経験者はいるか。
  • 中学受験経験者の講師がいれば卒業した学校も確認。
  • 前年度の実績がある講師が希望の曜日に在籍しているか。

※大学生のアルバイトの場合、いい先生が既に辞めてしまっていることがあります。

実績

  • 前年度の中学受験合格実績を確認。

※大手塾併用の実績が含まれている場合もあるため、個別中心で受験した生徒の実績も確認。
※フランチャイズ系の個別は系列全体の実績を提示されることがあります。授業を受ける予定の教室の前年度実績を確認することをおすすめします。

個別指導を決める流れ

候補に上がった個別数社から資料請求
資料を見てよさそうな個別に絞り室長と面談。希望の条件と合うかをじっくり確認。

条件が合えば体験授業を受ける。子供が分かりやすかったか、子供との相性も確認。

※体験授業を受ける前にあらかじめ親が個別の情報をきちんと確認することをおすすめします。子供目線で個別を選ぶと、授業は楽しいけれど中学受験には合わないということも。

中学受験で個別を使った感想

中学受験で個別を使ってよかった点

個別ではお姉さんのような優しい大学生の先生のおかげで、苦手な特殊算も楽しく勉強できています。娘は内気で大人の男の人の前だと緊張してしまう子なので、年の近い女の先生でよかったです^^。

理系大学で研究をしている個別の先生に影響を受けて、娘は先生が通っていたY60台の進学校に憧れるようになりました。わが家はもともと個別で中堅の大学付属中学を目指す「ゆる受験」をする予定でしたが、娘に熱望校ができてから中学受験の方針が大きく変わりました。先生のおかげで娘の中学受験へのモチベーションが上がったのが何よりもよかったと思います。

中学受験で個別を使っていまいちだった点

娘の個別には学習計画がありません。通い始めたころは個別に言われるままに娘の理解ペースに合わせてのんびり勉強していましたが、そのペースだと中学受験に間に合わないことに気付きました^^:。(娘の個別は普段はのんびり進めて季節講習でコマ数を増やす方針のようです。)

通塾せずに個別のみで中学受験する場合は、ある程度目標となる学習計画があった方が勉強を進めやすいと思います。わが家は通信教育中心で学習を進めて、自宅学習でわからなかった算数(特殊算)のみ個別で教わるやり方に変えました。親が苦手な単元の確認やスケジュール管理もしています。

長々と書きましたが、家庭のニーズによって合う個別は変わってくると思います。(目指す学校や予算、通塾しないで個別のみで受験するのか、塾と個別併用するのか、どこまで個別にまかせるかなど)

個別は何よりも担当してくださる講師と子供の相性が大切ですいい講師との出会いはタイミングと縁次第ですが、親の下調べ(中学受験に合うかどうかの確認)も重要だと思います。

子どもが個別を気に入ってしまうと、なかなか他に移動しにくくなるので、まず親が個別で室長にじっくり話を聞いて、ここなら子どもを預けられそうだと納得できてから体験授業を受けることをおすすめします。

個別選びの参考になると嬉しいです。